本覚書には、水素、二酸化炭素回収・有効利用・貯留 (CCUS) などを含む、脱炭素に向けた一連のソリューションの検討などが含まれます。さらに、シェル、東京ガス、大阪ガスの3社の間では、再生可能エネルギー由来の合成ガスの可能性の検討や評価に共同で取り組むことを合意しています。

  • シェルエナジー エグゼクティブ・バイス・プレジデント スティーブ・ヒルのコメント

当社は50年以上にわたって日本にLNGを供給しており、長年日本のエネルギーの歩みの一翼を担ってきたことを誇りに思います。需要家の皆さまとの協力はシェルのエネルギー転換戦略の要です。脱炭素化のニーズに対し、東京ガス、大阪ガスと協力して、水素や再生可能エネルギー由来の合成ガスなどを含む、様々な低炭素のエネルギー製品とソリューションの開発に向けた可能性を検討できることを嬉しく思います。

  • 東京ガス 専務執行役員(デジタルイノベーション本部長)木本憲太郎氏のコメント

今回Shell社との覚書締結を大変嬉しく思います。Shell社と当社は半世紀にわたって、それぞれの立場でLNG業界をリードしてきました。今後、脱炭素社会の実現に向けて、本連携の枠組みをベースに、ガス業界内でも連携しながら、合成メタンのサプライチェーン構築に資する海外大規模実証の検討をはじめ、脱炭素分野でのソリューションの開発に取り組んで参ります。

  • 大阪ガス 常務執行役員(資源海外事業部長)竹森敬司氏のコメント

今回Shell社との覚書締結を大変嬉しく思います。当社は、2021年1月に策定した「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」に基づき、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた挑戦を行っております。この度、当社と長年の関係を持つShell社と共に、メタネーションによる合成メタンの導入、水素、アンモニア、CCUS等、新しい脱炭素ビジネスの可能性に、共同でチャレンジし、脱炭素社会の実現を追求して参ります。

シェルは、2050年までに炭素排出量実質ゼロのエネルギービジネスを構築するという目標を掲げています。この目標の実現に向け、お客さまにより多くの低炭素製品を提供し、脱炭素に資する技術の世界的な拡大に向け取り組んで参ります。当社では、2019年より、カーボンオフセットをしたLNGの供給を通じて、東京ガス、大阪ガスとともに、LNGバリューチェーンの炭素排出量削減に取り組んでいます。

シェルの脱炭素化に向けたその他の取り組み:

  • 2022年1月、中国の河北省張家口で20 メガワットの生産能力を持つ電解槽を稼働させ、グリーン水素の製造を開始。
  • 2021年9月、米国初のバイオメタン製造施設で再生可能な天然ガス (RNG) の立ち上げ・生産に成功。
  • 2021年7月、グリーン水素製造に向け、ドイツにあるシェル・エナジー・ケミカルパーク・ラインランドで欧州最大級の高分子電解質膜 (PEM)電解槽を稼働。