2021年から2022年初めにかけて実施した取り組みの概要は下記のとおりです。
  • 2016年と比較して、2021年末までに、スコープ1および2※1の排出量を18%、販売するエネルギー製品の原単位あたりの炭素排出量※2については2.5%削減しました。
  • エネルギー転換における先駆的なポジションを目指す他企業との間で、50件以上の協業を組成しました。
  • 電力事業の構築を継続しました。世界のリテール顧客数は、2020年末の90万から2022年2月末には160万に達しました。4.7ギガワット (GW) 相当の再生可能エネルギー発電容量が、操業中あるいは建設中、あるいは当社への売却が確定しています。さらに、38 GWの再生可能エネルギー発電容量が将来的な案件として検討されています。
  • 水素事業を拡大しました。年間4300トンの生産能力を有する30メガワット (MW) の水電解装置で水素製造を開始し、再生可能エネルギー由来の水素を生産することができます。2022年にはこの10倍の容量を擁する水電解装置について最終的な投資決定を行う予定です。シェルは現在、世界の水電解装置の10%を所有し、稼働しています。
  • 年間82万トンの生産能力を有するオランダのバイオ燃料製造施設への最終投資決定を行いました。本設備は、持続可能な航空燃料 (SAF) と廃棄物から再生可能なディーゼル燃料を生産する欧州最大級の施設となり、2024年の生産開始を予定しています。
  • お客様が低炭素およびゼロ炭素エネルギー事業への転換を図る際に必要となる設備やインフラの構築を継続します。
  • 世界における電気自動車の充電スポットを2020年の約6万カ所から2021年末には約9万カ所に拡充しました。
  • 欧州における液化天然ガス (LNG) の燃料補給拠点の数を増やし、欧州、北米、中国における水素ステーションの数を増やしました。
  • 2030年までにSAFのシェルの航空燃料販売に占める割合を10%以上にするという目標を掲げました。
  • オランダのロッテルダムで世界初となるバイオLNGバンカリングの実証試験を行うなど、LNGバンカリング事業を拡大し、海運業界における排出削減に貢献しました。また、様々な企業と協業し、船舶用の水素燃料電池を開発するプログラムにも参画しました。
  • 商工業、軽工業、ITなど、さまざまな業界のお客様と協業し、再生可能エネルギーを提供することで、お客様のエネルギーの脱炭素化に取り組みました。
  • 世界の炭素排出量を削減するために水素および二酸化炭素の回収・貯留 (CCS) をどのように利用できるかを調査するため、重工業分野における様々な企業とのパートナーシップを構築しました。
  • CCSプロジェクトへの投資を実施。現在稼働中のCCSプロジェクトは2 つあり、10以上のプロジェクトの開発が進められています。
  • 2021年は、トレーディング業務を除く約600万トンの自然由来のクレジットを償却しました。
  • 気候変動に関するパリ協定の目標達成に向けた取り組みを前進させる気候変動関連の政策を支援しました。

※1 スコープ1および2:自社の操業からの排出(直接および間接)、スコープ3:シェルが販売するエネルギー製品の使用による排出(自社生産分)、シェルが販売するエネルギー製品のライフサイクル全般での排出(他社生産分)

※2 炭素原単位:シェルが販売するエネルギー製品の単位ごとの排出量を測定したもの。当数値は、シェル独自の「Net Carbon Footprint methodology」という手法を用いて測定しています。

レポートの詳細については下記をご参照ください。(英語)
Shell Energy Transition Progress Report 2021 - Home

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