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「Energy Transition Progress Report 2022」発行のお知らせ

シェルはこのたび、炭素排出量が実質ネットゼロとなるエネルギー製品やサービスの提供を目指すシェルの取り組みの進捗をまとめた「Energy Transition Progress Report 2022」を発行しました。

シェルの最高経営責任者(CEO)であるワエル・サワンは 「当報告書は、変化の激しい時に世界が必要とする重要なエネルギーを供給し続ける中、2050年までに炭素排出量実質ゼロとなるエネルギービジネスの構築に向けて進展した当社の取り組みをまとめています。シェルは、2022年末までに、対2016年比で実質30%の炭素を削減してきました。当社事業からの炭素排出量の削減が進んでいることを誇りに思います」 と述べています。

2022年末までに、シェルが販売するエネルギー製品の原単位あたりの炭素排出量は、2016年比3.8%減少しました。国際エネルギー機関のデータを使用した当社の分析では、同期間における世界のエネルギーシステムの原単位あたりの炭素排出量は約2%の減少となっています1。

この報告書は、シェルがエネルギー転換戦略を前進させるために実施した重要な取り組みを取り上げています。その中には、液化天然ガス (LNG) への大規模な投資が含まれており、これはLNGが今後も長期にわたりエネルギーミックスにおける重要な役割を担い、発電や輸送から排出される炭素の削減に寄与することが期待されるためです。

その他の取り組みには、インドの再生可能エネルギー開発企業Sprng Energyに対する米16億ドルの投資のほか、欧州最大のリニューアブル水素プラントとなるオランダのHolland Hydrogen 1プロジェクトの最終投資決定などがあります。また、再生可能な天然ガスを生産するデンマークのNature Energyを約20億米ドルで買収することを発表し、2023年初めに買収が完了しました。さらに、世界で所有または運営している電気自動車の充電ポイントの数が、2022年には前年の86,000カ所から62%増加の約139,000カ所に増加しました。

当社の会長であるアンドリュー・マッケンジーは、「エネルギー転換戦略の進展は、お客様、株主、そして広く社会に利益をもたらすと考えています」と述べています。

上述の進捗は、エネルギー価格の高騰が多くの人々の生活に影響を与え、エネルギーシステムが依然として多くの課題に直面している時期と重なりました。これらの課題は、バランスがとれたエネルギー転換の必要性を浮き彫りにしています。すなわち、世界が炭素排出量実質ゼロを達成しながら、信頼性が高くかつ手ごろな価格のエネルギーを供給し続けることです。

シェルのエネルギー転換戦略は、2021年の年次株主総会で諮問株主投票にかけられ、89%の票を確保しました。2022年の年次株主総会では、投票した株主のほぼ80%が、この戦略の取り組みにおける進捗を支持しました。2023年も引き続き年次株主総会にて、当報告書を元に進捗について投票が行われます。

1.www.shell.com/energy-transition-progress-reportni

 に詳細を記載。

※上記は日本語参考訳であり、英語表記の原文を正文といたします。原文は下記リンクからご覧ください。

Shell reports good progress on journey to net-zero emissions | Shell Global