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LNGカナダからLNGを初出荷

シェル(Shell plc)の関連会社であるシェル・カナダ・エナジーは、カナダ西海岸ブリティッシュ・コロンビア州キティマットに位置するLNGカナダ施設より、液化天然ガス(LNG)を初出荷したことを発表しました。シェルは、本プロジェクトにおいて40%の権益を保有しています。

LNGカナダは、年間1,400万トンのLNGの生産が可能な2系列(トレイン)の液化設備を備えており、今後、同施設からLNG輸出が本格化する予定です。

シェルの統合ガス部門プレジデント、セデリック・クレマーズは次のように述べています。「LNGカナダは、当社の統合ガスポートフォリオを一層強化し、特にアジア市場に向けた信頼性の高いLNG供給を実現するプロジェクトです。今後10年にわたり、LNGの供給はシェルがエネルギー転換に貢献する上で最も重要な役割を果たす見通しで、LNGカナダのようなプロジェクトは、その実現に向けて当社のポートフォリオを戦略的に構築するものです」

アジア市場で石炭からの脱却が進む中、LNGカナダからの供給は、グローバルな脱炭素化において重要な役割を果たすと期待されています。LNGは、発電時の二酸化炭素の排出量が石炭よりも少なく、再生可能エネルギーの変動性を補完する役割も担います。

シェルの「LNGアウトルック2025」によると、世界のLNG需要は2040年までに約60%増加すると予測されており、その主な要因はアジアの経済成長です。

LNGカナダは、カナダ太平洋岸という戦略的な立地により、ブリティッシュ・コロンビア州のコスト競争力のある上流ガスをアジアの需要と結びつけます。また、地域社会や先住民コミュニティとの連携を通じて、ブリティッシュ・コロンビア州に新たな経済発展の機会をもたらします。

原文のプレスリリースはこちらをご覧ください:

LNGカナダの特設サイトもご覧ください(英語):